先日こんな記事を見た。
経営とは、マーケティングそのものである
「マーケティング後進国」日本に必要なこと
——ネスレ日本代表取締役社長兼CEO・高岡浩三
記事中でこんな記述がありました。
“経営は、英語で「マネジメント」と訳されます。それは、工場の従業員をいかに長く真面目に働かせるかというところから経営がスタートしているからです。人を管理(マネージ)することからマネジメントと訳されたのでしょう。しかし、私はそれに疑問を持っています。
(中略)
経営はマネジメントではなく、マーケティングと言い換えるべきなのです。”
確かに至極シンプルに言えばそういう表現もありか、と前向きに捉えつつ、さらに細かく言い換えると、マーケティング・ナレッジ・ベースド・マネジメント、とかそんな感じ ではないでしょうか。
そもそも言語構造の異なる日本語と英語を単語単位で対に考えようとするのは、概念理解のミスリードを生み出してしまいがちで、注意が必要です。
点でなく、線を見る。
単語ではなく、文脈を読む。
目の前の出来事ではなく、経緯として捉える。
当たり前のようで、実践し続けるのは難しいことですが、いずれにせよ我々が追求すべき本質は言葉に寄らないものですよね。