検索エンジンとの上手な付き合い方。

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まず、「SEO対策」について考える。

というか、またこの言葉を使ってしまいました。
SEOの対策ってなんだろう、という言葉としておかしいことをまずは再認識しましょう。

そこで、改めて言葉を置き換えて、検索エンジン対策について考えたいと思います。

何事にも言えることですが、結局は何が求められているか、
また相手がどう思っているかを理解することがとても大切です。

今回の場合、検索エンジンがその「相手」となりますので、
彼らが一体何を考え、そしてどんなことを求めているのでしょうか?

検索エンジン側が追求していること(=原理原則)とは?

検索エンジン側が追求し続けていることとは、
「何らかの情報を求めて検索行為をするユーザーに対して、
 良質なコンテンツ」または「最新の情報」を届けること。」
です。

彼らはその原理原則に基いた「より良い結果」が生成されるよう、
検索結果を作り出すロジックは日々研究と実験が重ねられています。

一方、コンテンツ提供者側が持っているのは何かというと、
なるべくその結果で上位に出てくるようにさせたいという恣意的欲求です。

あるロジックに対して、恣意的欲求をぶつけながらその結果を左右させることは、
そのロジックの考えを否定していることであり、それは「対立」を意味します。

そうです、「対立」が良い結果を生むわけがありません。

かといって、検索エンジンのご機嫌を伺っているようでは、
それはまた「対立」の始まりとなることを認識しなければなりません。

私たちが行うべき究極のSEOとは?

結局のところ、基本的には検索エンジンへの対策など考えてはいけません。

唯一考えるべきことを強いて言えば、正確なマークアップを心がけることです。

これは、先述の通り「相手のことを考える」と、
検索エンジンも所詮はロボット(プログラム)であるため、
こちらの伝えたい意図を、決められたルールの枠の中で、
きちんとHTMLという手段を用いて表現できていることです。

同様に、原理原則に立ち戻って考えれば、
「良質なコンテンツ」を提供することに邁進するほかありません。

これは、相手が検索エンジンだろうとユーザーだろうと同じですよね。

そう、つまるところ目先の相手(=検索エンジン)など意識せず、
とにかく本命(=ユーザー)と向き合うことが大事なことだと思いませんか?

Yossy.
1980年生まれ。山羊座。神奈川県在住。 「参謀」や「補佐官」といった立ち位置で、IT/Webを活用した各種マーケティング施策のプランニング及び実行支援(PMO)を生業としている。自動車好きであり、趣味はモータースポーツ。